2009年度春学期
映画・大槻ゼミ感想文
映画『秋刀魚の味』の感想
20621069
この映画をみての私の一番の印象は授業後提出の感想にも書きましたが先生のおっしゃられていたとおり“静”の監督だなと感じました。事前にこのゼミで黒澤監督の映画を二つほど観ていたせいか、対照的な表現方法のこの映画にとても新鮮な印象を受けました。カメラは俳優たちの行方を追うのではなくまるで一つの絵のなかというか額縁というかの中で俳優たちが立ち回る。映画と舞台の中間の、いいとこ取りの方法のような気がしてとても興味深かったです。表現方法に一番のインパクトを感じたわけですが、そのほかには主人公の孤独がとてもリアルに表現されていたことが印象的でした。しかし後半になるにつれて表現されていた孤独感に関しては私のような年齢の者にはまだ人生経験の無さもあり想像するしかない点で十分に理解はできなかったと思いました。そういう意味でこの作品はまた時間をあけて社会的に自立して立派な大人になれて観れば十分に理解できるだろうなと感じました。今の私には想像するしかない自分の娘を嫁にやるときの孤独感などをその時理解できればいいと思っています。あとは俳優たちがアドリブを許されずということもあってかカチッと決まった簡単に言うと硬い演技をしているように感じました。それは監督が台詞や演技の一つ一つに重きを置いていると考えれば納得できる表現の方法なので黒澤映画とこれまた対照的で新鮮でした。要所要所で黒澤映画と比較してしまいましたが、それでもこの作品は劣ることなく黒澤映画とはちがった表現の可能性を見れた気がして、内容はまだまだ映画を見直す必要が私はありますが、とてもいい作品だったと思います。
映画-秋刀魚の味 感想-
この映画は、とても“形式的”だと感じました。
会話などのやり取り、人々の生活感など…
その様に形式的だと、普通は“冷たさ”を感じる事が多いが、
そんな中にも、“暖かさ”を感じる事が出来た。
私達の生活が、いかに形式化されたものなのかを
客観的に観ている気もした。
映画内で出てきた、細かい道具など、
今の生活では見なくなったモノや、
形を変えたモノ、幼い頃家にあったモノなど、
同じ国なのに、時代が変わると、
こんなにも“文化”が変わるモノなのだと思った。
映画「秋刀魚の味」感想
> 「秋刀魚の味」というタイトルを聞いてどんな映画なんだろうと思っていました。
> 哀愁漂う正にクラシックと言った映画でした。
> 昭和の風景やレトロな感じがとてもいい味を出していました。
> 老いてゆく切なさや孤独といったことを考えてみようと思わせる映画でした。
映画「「恐怖の報酬」についての感想
なんというか、壮絶な映画でした。
ニトロを運ぶという危険な仕事を請け負う報酬が2000ドル、まさに「恐怖の報酬」でした。
前半のゆったりとしたシーンとは打って変わってトラックに乗り込んでからのハラハラドキドキ感はすごかったです。
また、結末にもびっくりしました。
おもしろかったです。
さすが、カンヌでグランプリを取っただけはあります。
映画『恐怖の報酬』の感想文
まずこの映画を見終わっての印象はラストのインパクトの強さでした。私はミーハーと言いますかヒットした映画ばかり見ておりまして。それにはそれらの映画がヒットした理由を探るという意味があるのですが。結果としてみている映画のジャンルがかたよるかたちとなりました。なにが言いたいのかといいますとほとんどハッピーエンドの作品しかみたことがなかったのです。そんな私にとってこの恐怖の報酬はとても印象にのこる作品となりました。主人公が大金を手にして女のもとにかえる。この金さえあれば国にも帰れるしそこで多少楽して暮らしていける。と思った矢先に転落して死す。そのまま映画は終わる。この一連の流れは私にとってとても新鮮でした。その一連の流れから私はなにか一攫千金を狙うことに対するメッセージを感じました。ちなみにラストのインパクト以外に感じたことは、大金を求める4人の男のそれぞれの持つ個性の強さがしっかりしていた点です。それがあってこの映画に視聴者はひきつけられるのではないかと私は思いました。序盤は若干の流れの遅さを感じましたがトラックに乗ってからはとてもあっという間に感じました。ハラハラドキドキのエンターテイメント作品としてこの映画はとてもいいものだと思います。
『用心棒』 感想
今回の用心棒を見終わって、最初に感じたのは、
主人公の風来坊さです。
自由気ままな行動で、行き当たりバッタリで、
その場の状況に柔軟に対応しようとする
主人公の行動にハラハラさせられました。
しかし、見終わって時間を置いてみると、
主人公は本当は、かなりな切れ者で、
風来坊的に振る舞っているだけなのかなと、
感じるようになりました。
すべては、人のために行動しているが、
他人からは結果的にそうなったように見せようとする、
そんな姿が、とても渋い男の姿だなと感じました。
映画「用心棒」をみての感想
時代劇などに出てくる侍は何も恐れることなく相手に立ち向かい、強い心をもち現代に生きる我々からするとできすぎた人間という印象をうけるほどのものが大半だ。そういったことを考えるとこの用心棒という作品は、そんな崇高な存在のように描かれてきた侍が私たちとなんら変わりのない人間だということを認識させてくれる作品だと言えるだろう。二大勢力が争っている町に主人公がやってくるという作品なのだがその二大勢力が主人公によって衝突させられお互いに刀を取り戦うというシーンで槍のように刀を突きながら相手を脅し、相手が脅してくると怖くて下がる侍たちが描かれている場面で私は突然刀を渡されて戦えと言われている現代の人間となんら変わりないような動きだと思い怖い心が同じなんだと思った。また師匠を名乗りいざとなったら逃げ出す男や後半気が狂う侍の姿をみてとても人間らしいと思い、侍が現実に生きていた人間なんだと思うことができた。次にこの作品は一コマ一コマがちゃんと絵になっているとも感じた。冒頭の犬が手を銜えて歩いてくるシーンや主人公がめし屋の主からまちの状態を解説されているシーンを始めとしてセリフだけでなくその時の画像だけで何かを感じさせてくれるところがすごいと思った。主人公が単なる正義感のかたまりではなく頭のまわる男である点も作品を面白くしている理由の一つだと私は考える。楽しくみれるエンターテイメント映画としてこの作品はとてもいい作品だと思った。
映画「用心棒」の感想
さすが黒澤明!と思わせるような映画でした。
演出がすごく良かったです。特に殺陣が格好良かったです。
不自然さもなく痛快でした。
またストーリーも良かったです。
用心棒の三十朗が正義の浪人で家族を助けて最後に悪い親方たちをやっつけるところとか話の展開が読めそうで読めないもどかしさにやられました。
映画「アラバマ物語」を観て
この映画をみるまで私は最近オバマ大統領が黒人として初めて当選した時の報道の大きさを大袈裟だと思っていたり黒人の人たちが白人からホースで水をかけられていたことなんて遠い昔のことだと思っていました。でも今回この映画をみて黒人の差別が単なるイジメのレベルではない事やそれがつい最近まで行われていたことをまざまざと知らされたかたちで感動とかそういった感情よりもこの映画をみて私はショックでした。白人の女性があんな私からすればどうでもいい理由で人ひとりの人生を潰そうとする。それも利用するだけ利用したあとで。それが黒人に対してではまかりとおる世の中。黒人の人は後に脱走して殺されてしまいますが、今後無実を黒人が獲得する難しさをすくなからず知っていたのでしょう。そういった当時の雰囲気というものをこの映画はとても上手にみている側に伝えることに成功していると思います。おかげで私はこの差別がある時代を遠い異世界の話のように感じていたのが現実の世界でおこっていたことだと理解することができました。またそういった黒人や障害者に対する差別を子供の視点をとおしてこの作品が伝えているところが私は子供の純粋さが差別のひどさを際立たせると考えるのでとてもいいと思いました。この映画は伝えるという面においてとてもレベルの高い映画だと感じました。
映画 『アラバマ物語』感想文
> グレゴリー・ペックは、本当に二枚目で、
> この役は出来すぎな感じがして、
> 映画の世界観に入り込めないと感じたが、
> 全体的な流れが『スタンド・バイ・ミー』の様に、
> 子供時代の過去を、振り返る大人の目線で描かれていて、
> “父親”は誰の目にも、この様に目に映ると感じ、
> 映画の世界観にスッとは入れた気がしました。
>
:
映画 『生きる』感想文
> この映画の主人公は、後半の回想シーンで、
> “生きている”のだと思いました。
> 結局、生きていると言うのは、自分の命とか、時間とか、
Ø そんなことじゃなくて、人の記憶に関わる事なのかなと、思いました。
映画、「生きる」についての感想文
> とても深い映画でした。
> 一言では語りきれないくらい、いろいろなことを感じました。
> まずは、あれだけ古い映画なのに課長が亡くなった後の話の展開が良かったです。
> 課長を疑う人や、信じる人、いろいろな思いが交錯していてストーリーとしてはとても秀逸だと感じました。
> カメラワークも良かったです。
> 確かにところどころ時代を感じさせる分りにくさはありましたが、どういう状況かがちゃんとわかったことと撮る視点が壁の横からとか対比とかしていて感心しました。
Ø 大槻先生オススメの作品だということも頷けます。
映画“生きる”を観ての感想
生きるという映画が始まって私は先を常に予想する人間なので、これはクライマックスで主人公が死んで感動をさそうお涙ちょうだいの映画の一つだろうなと思っていました。しかし観ていくうちにそうした一ジャンルに埋もれるような作品などではなく、この映画を先生が強く推奨していた理由がわかってきました。とても観て価値のある映画だなと思いましたし、大学生のうちに観ておくべき映画であるとも感じました。題名の通り生きる意味について強いメッセージを発信しているこの映画を観て、私を含め多くの人は自分の人生と照らし合わせることでしょう。そこでよほどの人生を送っている人でなければ危機感を感じることと思います。そのスクリーンで自分の死に恐怖し、又自分の今まで送ってきた人生に絶望する男はまぎれもなく俳優ではなく映画を観ていたはずの自分なのですから。
私もまだ若干21歳ながら危機感を感じました。世界で類をみないくらいわかりやすく人生のレールがきっちりと敷かれている国日本。しかし逆にレールからはずれて生きようとする者の存在を否定し出る杭を全力でうつ国日本。幼稚園、小学校、中学校、高校、大学とレールに乗って生きてきて、これから就職活動をし適当に希望の職を選び妥協を繰り返し内定とれたところから選択し就職し生きていく、そうして家庭をつくって生きていけば幸せ。しかし私はこの生きるを観て今の日本にしかれている生き方のレールに疑問を感じました。やるしかない、とりあえず何か仕事に、負け組勝ち組、こういう考えで生きていくと間違いなくいずれこの生きるの映画の主人公のように自分もなってしまうだろうなと思いました。女の子があんな職場じゃなにもできないというセリフを言ったのにたいし後半の主人公が覚醒したシーンでやる気になればできるというセリフが、女の子が言った環境のせいにして逃げているセリフを否定しているように思えて私は感動しました。そういう印象もあって私はこの映画は人生やる気になれば人はどこでもなんでもできる。そうやってどんな場所でも全力で戦っていった人たちの時間を生きると言うんだというメッセージだと感じました。今確実に死んでいると言われても否定できない人生を送っている私はこの映画にであって考えさせられてホントによかったと思います。
>
映画「サウンドオブミュージック」の感想です。
何度観ても飽きない映画でした。
特に映画の中に出てくる曲は、どれも耳に馴染んで懐かしいものばかりでした。
今でもテレビコマーシャルで使われているものもあり、本当の名作の音楽は色褪せないものだと思いました。
もちろん音楽だけでなく内容もムダがなくとても良かったです。
音楽によってトラップ一家とマリアの絆が深まっていくのがとても秀逸に描かれていると思いました。
サウンドオブミュージックも好きな映画の一つなので観れて良かったです。
映画「サウンドオブミュージックをみた感想
私は今回この映画をみてとっても気持ちのいい映画だと感じました。ミュージカルという事で内容がほぼ歌で構成されている点も理由にあげられますが、ストーリーの無駄のなさや登場人物の人柄のよさ、視聴者がどういうものをみると爽快な気分になるか理解している作り手だと思いました。私がこの作品のなかでとくに気持ちがいいと感じたところは恋敵の男爵夫人が去るシーンの潔さと最後にナチの車に細工をした修道女が修道女のリーダーに懺悔するシーンの二ヶ所でした。笑いと感動と緊張など映画の尺の中に無駄なく組み込まれていてまさに名作との印象をわたしはうけました。なんどみてもこの作品は楽しめるでしょう。そういう意味で貴重な作品だと私は感じました。添付しました。よろしくおねがいいたします。
映画【サウンド・オブ・ミュージック】を観て。
自分が感じたのは、この映画の“明るさ”のパワーです。
ストーリーも結末も明るく、見終わった後も元気の出る、
そんな作品に感じました。
帰った後に、考え直してみたら、この話は
「第二次大戦」の頃の事を描いた作品で、
その背景だけに、暗いイメージがまとわりつく事を考えれば、
このストーリーが、少し変わって感じられました。
もし、自分や親が経験したとする戦争の映画が作られたら、
暗いリアリティのある作品は、観る人に何を与えるのだろうと思いました。
サウンド・オブ・ミュージックはそんなくらい背景に、
“音楽”と言う、ボーダーレスで平和なモノが、
人と人との繋がりや、心の変化に必要な大切なモノとして描かれている所が、
良いと思いました。
映画「掠奪された七人の花嫁」の感想です。
一言で言えば、ミュージカルを観ているような感覚の映画で、観ていてとてもおもしろかったです。
歌と踊りがよくマッチしていて歌のシーンや踊りのシーンは見入ってしまいました。
とくに、町の祭りでのアクロバティックなダンスはすばらしかったです。欧米人ならではのものでした。
映画の内容については、タイトルからはまったく想像できなかったので良かったです。
「掠奪された~」とあることからハッピーエンドな映画ではないのかと思いました。
展開が早いと思う部分が少しありましたが、問題なく観ることができました。
また、登場人物の心情描写が歌に表されているところは秀逸でした。
個人的に邦題は「掠奪された七人の花嫁」ではなくそのまま「七人の花嫁と七人の兄弟」のほうがいいのでは、と思いました。
観やすくて良い映画でした。