プロジェクトゼミ「多摩の地域ビジネス2008」の学習成果を報告

1 月 7th, 2009 by 片桐 徹也

 

090107e68890e69e9ce799bae8a1a8e9a2a8e699afs プロジェクトゼミ「多摩の地域ビジネス2008」の学習成果報告会が、2009年1月7日13時より行われた。コーディネーターは松本先生で、「多摩の地域ビジネス」に関する2つのゼミ、中庭ゼミ『「食」と地域ビジネス』・片桐ゼミ『「商店街」と地域ビジネス』、の授業を受けた6人のゼミ生が学習成果を報告したもので、多摩市役所経済観光課の渡邊哲也氏がゲストとして参加された。
 午後からの報告会を前に片桐ゼミのリハーサルを午前中に行った。学生達は担当するテーマの話す速度、声の大きさ、分かりやすさそして自分のテーマについて考えたことや気づいた点を一言添えることなどをチェックしあって本番に備えた。
 学習成果発表は13時から始まり、午前中のリハーサル以上に緊張感が漂う中行われた。

【学習成果報告会】平成21年1月7日 13時から14時30分 多摩大学102?教室

◇松本祐一先生のあいさつ
 「多摩の地域ビジネス」ゼミの最終回として報告会を始めます。本日のお客様は多摩市役所経済観光課渡邊哲也氏をお迎えしています。経済観光課は、食とビジネス、商店街、などビジネス関係を地域活性化から考えています。
 このゼミのイメージ、経営を学ぶと言うことはどういうことなのかを考えました。バイトの経験はあっても実際に経営を考える機会はなく、経営を学ぶ上で経営の実感がわかない、その実感を学ぶためにどうしたらよいかを考えて組み立てました。イメージしたことは三つ。一つは経営の発見、経営はどこで行われているのか?企業だけでなく家庭でも行政でも行われている。学んでいることが実際世の中に使われているのか、実感を学んでいくために先ず現場に参加しようと考えました。二つ目は、発見した後は実践しようと経営の中の自分の役割を経験しました。例として七夕祭りで自分がした役割です。三つ目は、経営には評価が付き物、企業の場合は売り上げです。出した成果に対するフィードバックとして今日はそのための報告会です。地域の人や行政、一般の人またラポールにも報告することでみんなの活動が外に出て評価が出ます。今回はプロジェクト型地域学習、つまり地域に出て行きプロジェクトをしてその中で学びました。イベントの運営や各自が実際に調査などを1年間してきました。ここで得たことは他のゼミでも応用できるということです。 

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◇片桐徹也ゼミ成果発表
[テーマ] 商店街と地域ビジネス「ニュータウン商店街のビジネス開発」~近隣センターを拠点とした地域活性化戦略~
[発表様式] パネルセッション(パネル展示) スクリーンに内容を表示した
 [片桐先生の話]
 商店街の地域ビジネスの中のニュータウン商店街の地域開発をテーマに行いました。諏訪永山名店街の諏訪名店街を中心に行いましたが、机上で学び、講師の話を聞いて地域、経営、商店街ってこうだと受身だけでなく、自分達で考えて現実の祭りをメインイベントと共に関わりやり遂げて、すごくたくましくなったと思いました。今回は多摩ニュータウンの諏訪・永山地区が対象でしたが、他の地区だと全く違うことになります。仕事場や住んでいる地区や家庭で問題や障害があったとき、困難なことや問題解決が出来ない部分にぶつかったときにどう考えたらいいか、自分だけの考え方だけぶつけても了解を得られず、問題解決はできず、合意形成はできません。話し合いや対処方法を考え、相手の気持ちを量り、信頼関係の構築や現状の把握をする、ましてやよそ者がいきなり入っても出来ないということがわかったと思います。秋学期は春学期に地域イベントに関わったことで分かった可能性などを地域にある資源を使って見つけ出して皆で考えるSWOT分析の手法を使いました。今までの経緯と結論までを報告します。
1.[諏訪永山地区の概要](清水俊晴)
 10年から15年後の先を見据えた地域ぐるみの仕組みが必要ではないかと自分は考えさせられました。少子高齢化は自分達の通っている大学も入学者数の減にもこれと似たようなことがいずれ起きるのではないかと考えさせられた結果となりました。
2.[諏訪名店街の現況と鉄道事業者の経営課題](志村直紀)
 戦後初で最大の多摩ニュータウンにおける諏訪地区の近隣センターである諏訪名店街は、高齢化や少子傾向が進んだため商店街の中でも行動できる人が減少。また京王電鉄においても高齢化により乗る人が減るこの現象は各駅の地区の将来にとっても対策が必要であることから、タウンマネジメント事業参画の第一歩として諏訪七夕フェスタに参加、地域とのコミュニケーションをとり始め地域内にある多摩大との連携も期待されている。
3.[諏訪名店街七夕フェスタと「ふれあい七輪ひろば」の試み](冨士道惇)
 授業でイベントをやっているのにお客様から100円で売ったビールを奢っていただき、飲酒をしながら授業をしたことが今でも思い出に残っています。法政大学や関係者との打ち上げで精肉店からコロッケなどの差し入れが、疲れきっている身体にとてもうれしかったです。
4.[地域活性化とは?](小川竜馬)
 従来型の大型公共事業や企業誘致に頼る地域活性化は、地域の持続的発展にはつながらないため、地域資源を生かした地域づくりが必要とされます。活性化に必要なのは地域のイメージアップと全体的な活力の強化であると思います。
5.[諏訪永山地域のSWOT分析](戸塚大輔)
 多摩ニュータウンは「住」機能が目的で造られましたが、今後は「食」・「遊」・「学」機能を地域自らが住民主体の仕組みを創っていく必要があるので、私達は諏訪永山を調査し、見たこと、感じたことをもとにSWOT分析をし、導き出せる活用策、改善策、解決策、回避策について討議したものを発表します。
6.[諏訪近隣センターを拠点とした地域活性化戦略【多摩大学版】](小林誠)
 持続的な自治活動に基づいた調和できる仕掛けが必要、それがすわぽんぽこ大学院(コミュニティ大学院)の創設と考えました。諏訪地区の空き部屋を使ったり大学の空き教室を使ったりして団塊世代の団塊世代による団塊世代のための大学院で大学の先生や地域の人からの話なども取り混ぜて知的好奇心を満たしていこうというものが有効ではないかと思いました。

◇中庭光彦ゼミ成果発表 
[テーマ]「食」と地域ビジネス
[発表様式] パワーポイント
[中庭先生の話]
 多摩ニュータウンには住宅と高齢者の問題が先ず思い浮かぶことですが、食流通からみると学生の諸君からどういう目でみることができるだろうか、もしかしたら地域の資源掘り起しになるかもしれないと考え、学生諸君にはそれぞれ広い意味で広域の多摩地域と食の二つに合致したテーマを選んでもらいました。聞き取りや調査を行いその結果とプロセスをこれから報告してもらいます。
1.[米流通のこれまでと現状
 ~コメ流通から考える消費者に届く小売米の安全性について~] (清水俊晴) 多摩地域のお米屋さんはじめいろいろな全国のお米屋さんでは対策が取られていますが100%信頼できると自分は言えないのではと思いました。どのような対策があればいいかを考えました。もし偽造などが発覚した場合に、企業に大きなダメージが生じる対策があったら防げるのではないか。また政府が、告発した業者に報酬を与えるような制度を作れば未然に防げるのではないかと思いました。      
2.[稲城 梨農家の現状と未来](戸塚大輔)
 今後環境の変化や異常気象の変化によって梨が作れなくならない限り、現状からすると、私の意見ですが、稲城梨の農家の未来は明るいと考えます。都市化があっても稲城市内では一番の農産物です。どこのインターネットの通信販売でもお薦めと書かれています。稲城市でも特産物として、市全体でバックアップしていることが分かりました。このことからも稲城梨の未来は明るいと考えます。
3.[なぜ稲城の梨農家は高尾ぶどうを育てるのか](冨士道惇)
 結論は一緒に育てることで収益を上げる、また梨と一緒に育てることで相乗効果もあるからです。贈答用として高く売れて人気があるから、ずっと作り続けてきました。生産者自らの熱意に加えて、芦川孝三郎さんが作った高尾ぶどうを絶やすことなく作り続ける梨農家の熱い思いがあったからだと私は考えました。
4.[多摩の名産物 原峰のいずみについて](小川竜馬)
 多摩市内の「原峰の里」で自然に湧き出ている水を使用、あいがも農法で収穫された麹米と、市内の米作農家4軒(一ノ宮、和田地区)で収穫された掛け米を使用、福生市の石川酒造で仕込んだ純粋の多摩の日本酒が『原峰のいずみ』です。市内の16店舗で販売しています。
5.[多摩市の学校給食、献立の成立過程](小林誠)
 学校給食について調査をやってみた私の感想です。学校給食は安全と教育だけでなく、地域とのかかわりを持つ必要が出てきていると感じました。それは地場産野菜と生産、そこに児童を働かせて農業という観点から育てた野菜を給食に使うことが出来るのではないかと思いました。
6.[銚子における福祉亭モデルの応用可能性](志村直紀)
 故郷の銚子市では、銚子市立総合病院の廃止に伴い、“病院はお年寄りの集会場”の場所がなくなってしまいました。そこでテーマ選択したのが多摩市永山にある福祉亭のような食を通したコミュニケーションの場を作れないかと考え、多摩市との違いや銚子市の場合など多方面から調査した結果、多くの資源がある銚子で福祉亭モデルの実現可能であると考えました。

◇ゲスト多摩市役所経済観光課 渡邊哲也氏の感想
 今日は楽しく聞かせていただき有難うございました。前半の片桐先生のゼミの報告では、自分達(学生)が後から行って諏訪の商店街の中に入って、自分たちの意見だけでなく調整をしながら参加していくという難しさはあったと思います。商店街でコミュニティが大切とあげてくれましたが、お店はちょっと違ったものを期待しているのかなと感じました。後半の中庭先生のゼミの報告では、一つのテーマを決めて深く調査をしているのがとてもすごいなと思いました。インターネットで簡単に調べられるものでもインタビューで直接聞き、また実際に行って調べると分かる部分があると思い知らされました。

担当の先生からの一言
◇片桐先生
 当初の思いと実際にやってみた感じ、初めてのことで関わることの難しさ、まったく知らないところで、またどういう形でやるのがいいのか、秋学期では少し考えを修正したところもありました。地域が要求していくのであれば関わり、その中で問題が起きてきたら出来る範囲で出来ることをやっていく、その狭間の中で改良しながら継続的に出来る仕組みを試してみたいとも思います。来年も関わってくれることを期待したいのですが、皆さんは世の中に関わっていってほしいとも思います。
◇中庭先生
◇1年間ご苦労様でした。“事実を背景にしない意見は不毛だ”ということを大事にしてください。地域に関わることは社会に関わることです。時間が押していますので、私の伝えたいことはP33を読んでください。
◇松本先生
◇2つのゼミを同じメンバーで、教員3人と学生6人、ちょっとこんなゼミはなくこちらもどうやっていくのがいいのか悩みながらやっていました。我々教員が感心することは、“やっぱり君達は成長した”それだけは確実に言えることです。それだけの成果を出しているので、ここだけで終わるのではなく、ホームゼミや他のゼミでも是非活かしてほしい、そこで活かすことこそ我々のやってきたことが成功したと言えるのかなと思います。1年間本当に短い間でしたけど有難うございました。

 1時間半の報告会の中で、ゼミ生は片桐ゼミと中庭ゼミの報告に各自2回ずつ登壇、普段の授業では味わうことのない緊張と短い持ち時間との戦いだった。真夏の炭熾しと寒空暗闇の下で800もの行灯に火を灯す協働作業、そして今日の報告会でも発揮された6人の頑張りに拍手。学習成果の発表後の感想が聞けなくて残念でした。

学習成果報告書のお問い合わせは・・・まで。

「ニュータウン商店街のビジネス開発」⑫

12 月 17th, 2008 by 片桐 徹也

 

img_1941s●多摩ニュータウン(諏訪・永山エリア)の将来像
~首都圏における新たな役割と地域再生~

 パネルに張るA3用紙8枚の発表内容の確認を先生とゼミ生一人一人が打合せを行った。不足箇所、変更部分やあらためて要旨の確認などをみんなで行った。

 先生が書き出した目的などは以下の通り。(配布された資料の内容そのままです。)
目的 多摩ニュータウン38年。今後多摩ニュータウン諏訪・永山が魅力を高め,地域としての競争力を維持・向上していくためには何が課題であるか探る。
課題 諏訪・永山の競争戦略 
問題 高齢化は今後10年間だけの問題
 その後、いなくなった人の代替が問題
 多摩ニュータウンは衣・食・住・遊・学のうち、住に重点が置かれていた

 地域を限定してどんな目的で現地調査やイベントやアンケートを行ったかを土台に、自分達の思いや住民の思い、経営学的分析・SWOTをなぜしたか、などをもっと人間味あふれる報告書として作り上げてほしいと先生は話した。
 発表の手段もパワーポイントを使用しないで「ポスターセッション」という形をとる予定と話した。その利点は話し手と聞き手の距離が近いので、内容が書かれている用紙を囲んで目の前で話し手は説明ができ、聞き手も気楽に質問できる。ゼミ生は事の成り行きに多少不安と期待の気持ちで本番を迎えることになりそうだ。

「ニュータウン商店街のビジネス開発」⑪

12 月 10th, 2008 by 片桐 徹也

 

081210e5a49ae691a9e5a4a7-4s●多摩ニュータウン(諏訪・永山エリア)の将来像
~首都圏における新たな役割と地域再生~

 地元・地域の大学として多摩大学は地域に合ったゼミのテストケースとして、発表者6人の力を発揮してもらいたい。大学のゼミと地域を結びつける機会なので常識にとらわれず大胆な提案をしていこう。春学期からしてきたことを思い出して、この戦略なら地域の人自ら出来ることがあるのではないか、実勢を学び、無駄はないか、使っていない地域の資源を利用し、目の前にある資源を活用して活性化に生かすにはどうすればよいか、先生とのやり取りの中で発表に向けて作り上げていく。
SWOT分析から提案できることをみんなで考えた1例。
 強み(S)と機会(O)を生かして:リレー講座(社会人プロフェッショナルが講師役で)近隣大学
 支援。コミュニティ大学院の創設。
 弱み(W)と機会(O)を生かして:広告付き電動アシスト自転車の拠点作り。夜6時以降の学童保育。
 強み(S)を武器に脅威(T)を乗り切る:地域人によるタウンマネジメント運営組織を創設。シルバーさんを活用する地域経営手法を確立する。
 来週のリハーサルに向けて各人がまとめる内容を全員で確認した。

 12月6日(土)の夢灯りを終わって感じたこと。瞬間的に人が多くなることはあっても、足を止めてじっと見ているようなことは無いので、何か滞留できる方法、たとえば屋台のようなものをしてはどうだろう。また寒い時期なので時間を1時間短縮することも考えられる。永山団地名店街と諏訪名店街の夢灯りイベントに対して協働体制が取れるか課題は残ったまま。

諏訪・永山商店街で夢灯りイベントを開催

12 月 6th, 2008 by 片桐 徹也

img_1841s12月6日、多摩ニュータウン諏訪・永山商店街の遊歩道が幻想的な光の道となった。諏訪商店街には250個、永山商店街には600個のろうそくを灯した行灯が設置された。行灯には地域の小学生が描いたサンタクロースやトナカイのイラスト、老人会の方々によるツリーやサンタクロースの切り抜きなどが施された。商店会主催のイベントには多摩大学松本ゼミの学生、法政大学の学生も協力。昼過ぎから行灯の中に水を入れたコップとろうそくをセットし、午後6時に点灯。ゆらゆら揺れる行灯の光を参加した小学生たちや道行く人たちはたのしんだ。

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「ニュータウン商店街のビジネス開発」⑩

12 月 3rd, 2008 by 片桐 徹也

 

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~首都圏における新たな役割と地域再生~

 片桐先生は、地域活性化のために地域の資源を使って、将来何をするのか、参加した祭りの体験から地域のニーズがわかったと思う。七夕フェスタや夢灯りの写真も入れて、大学が出来ることとして地域貢献と専門性の提供をしていきたいと話した。
 松本先生は報告書に載るので、いろいろな人に見てもらうことを意識してレポートを作ってください、と激励を込めて話した。

 片桐先生の授業はゼミ生からのデータのまとめ役だった小林君が欠席したので、準備のコピーやアンケートに時間をとられ授業はあまり進行しなかった。

「ニュータウン商店街のビジネス開発」⑨

11 月 26th, 2008 by 片桐 徹也

 

081126e78987e6a190e58588e7949fs●多摩ニュータウン(諏訪・永山エリア)の将来像
~首都圏における新たな役割と地域再生~
 多摩ニュータウンは38年の歴史を持つ。今後諏訪・永山が魅力を高め地域としての競争力を維持・向上していくためには何が課題なのか、諏訪・永山の競争戦略を提案するためにSWOT分析の作業を続けている。
 発表は商店会、地域や市役所の人々を招いて行われる。大きさA1のパネル2枚に各々4枚のA3用紙を貼り付けたものを用意して、それぞれ担当のゼミ生が説明する。パネル1には地域概要・春学期イベントの七夕祭りに出店した様子・アンケート結果・地域の人の反応や意見を張り出す。パネル2は地域の活性化とは何かからはじまり、SWOT分析の結果を踏まえて導き出した諏訪・永山の競争戦略に必要な提案を掲げて、多摩大学ゼミ生の「ニュータウン商店街のビジネス開発」の結論とする。
今日の授業から活用策と回避策の一例。
 強み(S)=小規模イベントやサークルがたくさんあることと。
 機会(O)=公共施設が充実していることからの活用策の提案では、公共施設を活用した地域住民の遊びと学びの場を作ること。また地域住民と地域大学の協働イベントの創出が挙がった。
 弱み(W)=子供にスポットが当たっていないことと。
 脅威(T)=高齢化しつつあることからの回避策は、ほかの世代と交流ができる地域コミュニティを作る提案がされた。

より有効な結論が導き出せるか次週へとまだ作業は続く。

「ニュータウン商店街のビジネス開発」⑧

11 月 19th, 2008 by 片桐 徹也

 

081119e78987e6a190e58588e7949f-1s-1●多摩ニュータウン(諏訪・永山エリア)の将来像
~首都圏における新たな役割と地域再生~

SWOT分析の作業 
 諏訪・永山地区をどのように活性化していくのかメリットとデメリットを洗い出す作業に入った。七夕と夢灯りイベントを分析に生かし使えるかどうかを検討して、再生計画に結びつくものを探す。ヨソモノとして関わってきたことなので正解不正解などはない。住んでいれば楽しくありたいというのが心情、自分がプロとして、街づくりの経営者として、今まで誰もやっていなかったことを資料として提供できるよう形にしていきたい。
SWOT分析は経営分析の表でもあるが、活性化させるツールとして商店会の再生化への提案ができるかどうか。
 多摩ニュータウン諏訪・永山のSWOT分析で上げられた例
強み(S) 紅葉が美しい・管理がされている・廃校の利用・歴史文化がある・歩車分離ほか。
弱み(W) 建物が古い・地平線が見渡せない・歩車分離が徹底・高齢化進んでいるほか。
機会(外部的)(O) 公的機関が充実・スポーツ施設が多い・活性化を願う気持ちがあるほか。
脅威(外部的)(T) 施設はお金と予約が必要・使う人が限られる・情報が少ないほか。
 次週はもっと多くの項目を挙げて分析表が活用できるようにすることが課題。

「ニュータウン商店街のビジネス開発」⑦

11 月 12th, 2008 by 片桐 徹也

 

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~首都圏における新たな役割と地域再生~

 諏訪・永山商店は活性化よりも近隣センターにするのか、疲弊した町にどんな知恵を入れたらよいのか。目的、時代、景気にも左右される。現状と10年15年先を考えて、今まで学び体験したことをベースに多摩ニュータウンに適応してみよう。都市、地域は持続的に高めていかなくてはならない。日本で一番古い多摩ニュータウン、中でも一番古い地域である諏訪・永山の再生には、今までにない手法(例えば既にあるものを使う)で商店会活性化推進プログラムを作っていこう。自分の持っている意見とイベントで出た意見、商店会の人の意見などから考えるきっかけが得られた事を生かして。
 そこでSWOT分析を諏訪永山商店会の活性化に当てはめてみようと『ボストンの競争戦略とBigDig(ビッグ・ディグ)』(2006年3月、日本政策投資銀行ワシントン・ニューヨーク駐在員事務所と三井不動産アメリカ株式会社の共同執筆)のレポートを読んだ後、さっそく多くの項目についてSWOT(Strength:強み、Weakness:弱み、Opportunities:機会《外部からの機会》、Threats:脅威《外部環境》)スウォット分析に着手した。来週までに各自が両商店会共通の強み、弱み、機会と脅威を物事(景観・自然・歴史文化他)、人、周辺施設、制度や社会などから考えて書いてくることが課題。多くの考えられる項目の中から強み―生かす、弱み―克服、機会―利用、脅威―取り除くことによって再生へ提案が見つけられるかやってみよう。

「ニュータウン商店街のビジネス開発」⑥

11 月 5th, 2008 by 片桐 徹也

 

081105e78987e6a190e382b2e382b9e38388e382bce3839fe5afbae4ba95e7b4a0e5ad90e6b08f-2s1●ゲスト講師に寺井素子氏を迎えてPPP体験談と海外の事例
 寺井氏は2年連続ビジネス開発の内容でPPPに関わった。生の体験を語ってもらった。

背景
 地方や地域活性化を志した理由は、祖父母の住む地方と自分達家族が住む都会との違いを感じた幼少時代から漠然と培ってきたものと思える。
 日本に感心を示した学生時代、旅行好きのOL時代、そして転機となった米国テキサス州エルパソ時代。外資系金融機関勤務、女将塾で勉強、東洋大学で公民連携を1年学んだとき、片桐先生と同期生となる。その後の仕事の展開はこれまで様々な場所で関わった人との出会いや偶然から導かれ、2年連続してPPPに関わり実績を積んできた。その2例を紹介。
PPP体験①
 千葉県銚子市で地域再生マネジャーとして07年4月から08年3月まで働く。先ずは銚子市の地理・地の利、漁業、農業、工業、商業などを知ることから始めた。銚子市は食料自給率258%(日本40%・千葉県29%)・地域再生事業には総務省のふるさと財団から助成金があったことなどを知る。
H19年度の活動の事例
 *銚子の可能性探しで60以上の可能性を挙げる
 *人材の発掘と支援・銚子を元気にする講座全8回。商店会支援観光PR
 *飲食マップ作り政策委員会への参加。マップによって観光客に伝わり満足度を増した
・昭和41年人口9万人時代の商店街は3キロの長さだが現状は開いている店は点在している。漁業と水運業などで外部からも多くの人々が銚子にお金を落としていた時代の産物。パンフレットを張ったり置いたり出来る店を探してシャトルバスやタクシー、自転車など走り回る日々だった。*東洋大学大学院公民連携専攻科の院生16名が来てゼミ合宿。銚子市活性化についてプレゼンテーションの模様が銚子テレビで紹介 *郷土写真家の展覧会を地元宝飾店の2階で開催。中央紙、地元紙、銚子テレビで取り上げられ4日間の来場者320人。
活動の特長
 *マスコミへの露出度が多かった。市長の月例記者会見で地域再生マネジャーとして紹介、以後朝日新聞、銚子読売、常総新聞、大衆日報、ラジオやテレビなどで機会あるごとに話した *ブログの活用。『地域再生マネジャーの銚子だより』は1日1トピック331回、これは現在も続いていて3/20でアクセス11万件、7/7で13万件。内容は食べ歩き、市内のイベント情報をのせ、参考事例を挙げたり提案をしたりした。観光情報として活用され市民からの問い合わせがあった。ブログが情報共有のツールとして可能性が大きいと思う。市民や市役所、議員に定期的な閲覧者がいたこと、また地域へ就職を志願している人にとっても銚子を知るツールとしてもよいのではと思った *H19年銚子東ロータリークラブにおいて卓話『ヨソモノから観た銚子』を講演。銚子の印象や市内を走り回り食べ回ったことで、印象を五感に訴えることが出来た。住んでみたら昭和の香り、江戸の台所・食文化の印象を受けた。JR銚子駅は観光イベントの情報拠点としてターミナル駅と重要な存在感をアピール、駅弁も有効と話す。文化施設などの道標や看板がない、商店街や観光施設におもてなしの心と笑顔がほしいなど挙げ、当事者の自覚不足と問題意識の欠如を指摘した。
アメリカPPPスタディツアー
 最新のPPP事情をワシントンDC中央駅、オイスター校、アトランタのサンデースプリング市、オーランドのリタイアメントコミュニティなどを視察して自治の考え方として自分達でなにかをしようの姿勢、政策の立案と実施の分離、アカウンタビリティなどを学ぶ。日本の場合江戸時代における役所と商人が地域に関わる役割を見直すと面白いことが分かると示唆した。
PPP体験②
 千代田図書館にいたる道のりについて指定管理者の立場から話を聞く予定だったが、時間がなくなる。
 地域性を生かした図書館運営の5つのコンセプトをあげた。1.千代田ゲートウェイ(本が充実していないので情報発信をする) 2.創造と語らいのセカンドオフィス 3.区民の書斎 4.歴史探求のジャングル 5.キッズセミナーフィールド。 他に特長として図書館コンシェルジュが街の案内をする、リファレンスサービスが活用できる、夜10時まで開館など。パンフレットの配布があった。
 終わりに 地域再生マネジャーとしてその地域の価値のあるものを残して文化拠点作りを銚子市で考える必要があると思った。

 片桐先生は責任者意識の連続の中で、自分の役割を逃げないで果たすこと、繰り返し続けることが大事と思うと述べた。 

「ニュータウン商店街のビジネス開発」⑤

10 月 29th, 2008 by 片桐 徹也

 

e794bbe5838f-290s1 公共下水道事業を例に、資本金のない役所がどのように事業計画を立て事業を進めていくのかを解説した。下水道事業とはどのようなものなのか、仕組みが語られた。通常設置される雨水管の直径は1200mm(1.2m)、汚水管の直径は150mm~400mmで、大都市では合流菅(トンネル)となる。150mmの下水道の工事費は6~20万円/m(1kmでは6000万円~2億円)で、役所は資本金がないので起債(借金)で工事を行う。下水管を接続した世帯からの下水道使用料金が収入となる。集落が点在する農村部への設置工事はコスト高となり、下水道工事ができない地域もある。
 加西市の場合は平成20年に下水道工事が全世帯完了した。高齢化により住民税も下がり、国からの交付金も減少している。処理場建設の時期も迎え多額の赤字を抱えている。収入増案は外部コンサルタントに頼らず、地元の人が提案するのがよい。コスト削減案の提案など、専門家ならではの体験に基づいた独自の考え方が述べられた。

◎次回は、ゲストを迎えてPPPについての講義が行われる。